住吉人(すみよしじん)
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住吉区で30年、ライフステージに寄り添う住まい相談を
今回の住吉人は、南海電車「沢ノ町」駅から徒歩圏内、住吉区千躰にある大阪府宅地建物取引業協会なにわ南支部 支部長・細川 真吾(ほそかわ しんご)さん。
ハトのマークで知られる宅地建物取引業協会は、全国の不動産事業者のサポーター。
不動産取引の信頼向上や消費者のトラブル解決など、物件に関して安心して利用できる協会です。そこで支部長をされる細川さんにお話を伺いました。

もともとは放射線技師だったのですが、退職して海外に3~4年ほどいました。そこから帰国してアパレル業界で働いていましたが、その後は日雇い労働など仕事をしていました。そこでお世話になった方が不動産会社の社長をされており、その縁で不動産の営業をはじめました。ちょうど30歳の時です。今までの経験とは全く違う事をやることになりましたが、バブル期だったこともありボーナスが良かったんですね。こんな業界もあるのだと驚きました。ところが会社の同僚と喧嘩したことをきっかけに退社し、思い切って同級生と一緒に西淀川区で不動産会社を立ち上げました。

大通りに面した立地に建つ、一般社団法人 大阪府宅地建物取引業協会なにわ南支部

大阪宅建協会のマスコットキャラクター「たくっち」がお出迎え
友人と始めた不動産会社はそこそこ大きい会社になったのですが、会社を2つに分ける事となり、住吉方面にやってきました。住吉は地元になりますが、実はまったく戻ってくる気はなかったんですよ。でも、友人に頼まれて住之江区にマンションを建てるプロジェクトに関わりました。その1階テナントに頼まれて入ったんです。関わった手前、入らないといけなくて(笑)。そこあたりからこちらに縁があったんだと思います。
今は住之江区と西成区と住吉区が合併して、一つのなにわ南支部になっていますが、当時はそれぞれの区に支部がありました。
そのうちの住之江支部会員の加入面談を受けたのですが、その時に当時の宅建協会支部長さんと出会いました。「何も知らないし、知り合いもいないです」という話をしたところ、
それなら協会に入りなさい!と、いきなり協会の建売事業責任者に抜擢されてしまいました。この起用がなかったら、商売に所縁のない住吉で不動産事業は成功していなかったと思います。
あの時、当時の支部長さんの後押しがなければ難しかったです。今の私があるのは、その時の支部の方々のおかげです。

協会のシンボルマーク「ハトマーク」のステッカーは、安心な不動産取引の証

不動産に関するさまざまなご相談に対応しています
不動産業は地域密着型なので、信用信頼は大切。一歩一歩着実に真面目にやってきたつもりです。協会のメンバーさんにも認めてもらうよう、安心安全が地域の信頼にも繋がっていくと思います。
バブル期は「競争」の時代だったのです。100メートル離れれば競争相手がいっぱいいるくらい、近隣に不動産屋がたくさんあるような時代でした。しかし今の時代は「競争」という字が共に創ろうという「共創」になってきていると感じます。自分に出来ないことは誰かに補ってもらって一緒に儲けていこうとする考え方だと感じています。
日本全国にある不動産ビジネスの約9割は大手になります。そして残りの1割が私たちのような中小企業になります。要はそういう中小企業がその1割を取り合っている状況なのです。その1割を奪い合うより、増やすほうがいいのではないか?9割から少しでもシェアを1割から伸ばしていくほうが現実的ですよね?そのためには中小企業の活性化です。一致団結をしていく事が大切だと思っています。

宅建業者向けの研修会や講習会の開催のほかに、会員同士の交流イベントなども行っています

この仕事が「天職」と感じており、業界に身を置けることが幸せだという細川さん
なにわ南支部は若い方が増えてきましたね。それが一番の強みです。
立ち上げの時から一緒に仕事をしている事務員の息子さんも、今度、協会員として入ってきます。親の代から不動産を継承された方や不動産関係の経験をして独立された方などみなさん事情は様々ですが、世代交代の時期なのではないでしょうか。若く新しい協会員のフレッシュなパワーと、これまで地域に根差して活動してきた協会員の経験が大きな強みとなっています。
社会貢献活動として、月に1回くらいの割合で、区役所に出向いて不動産の相談アドバイザーを無料でしています。また、区民まつりにボランティアとして参加し、子どもたちに不動産業界について学んでもらう活動もしています。あとは、違法行為をしている業者を摘発したりもしています。こういった社会貢献活動から、地域の健全な不動産業界の啓蒙や業界人の資質の向上を目指しています。
やっぱり未来の子どもたちに「こういう不動産屋さんみたいになりたい」と思ってもらえるように活動していきたいですね。そこから地域と一緒に発展していけるのではないかと思っています。
不動産って、生活に密着しているんですよ。ライフステージにとても影響します。だからやっぱり真摯な姿勢で受け止めなければいけないと日々考えています。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

大河 利光さん(関西みらい銀行 住吉中央支店/支店長)vol.2
住吉区の地域密着型銀行として、安心のサポートを

細川 真吾さん(一般社団法人 大阪府宅地建物取引業協会/なにわ南支部 支部長)vol.1
住吉区で30年、ライフステージに寄り添う住まい相談を